瑠璃一味のお戯れな学園生活
「貴様の食事など用はないわ、見ろ」

自慢げに傑作・卵かけご飯を指差す翡翠。

その茶碗を。

「はい、ちゃっちゃとやっちゃうからテーブル片付けて」

片手で払いのける雛菊。

こんな真似を閻魔の旦那に出来るのは、天神学園長きの歴史にあっても雛菊だけ。

眉をひくつかせて怒りに震える翡翠をも、まるっと無視して。

「何食べたい?オムライス?お子様ランチ?スパゲティナポリタン?」

彼女にとっては夕城三兄妹はいまだに幼児に過ぎないのか。

子供向けメニューばかりを並べる。

「そんな餓鬼の食う飯など食えるか、漢は黙「じゃあハンバーグ目玉焼き乗せにけってぇいっ♪」

徹底的に翡翠の発言は無視である。

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