瑠璃一味のお戯れな学園生活
「いただきまぁす」

料理が出揃った所で、夕城邸の面々が食事を始める。

「美味い…!」

その熱々のジューシーなハンバーグの味に、目を見開く瑠璃。

「母上の料理も美味しいけど、雛菊さんの肉料理も負けず劣らず」

孔雀が笑みを浮かべてパクつく。

「美味しいねぇ♪美味しいねぇ♪」

めのうなんて、ファミレスで大好物に遭遇した子供のようなハシャギぶりだ。

「そんな美味しい?よかったよぉ♪」

ニパッと笑う雛菊は。

「ほら、翡翠先生も食べて食べて♪」

グサッとフォークで突き刺したハンバーグを、翡翠の口元にまで寄せる。

翡翠の口にベッタリとこびり付くデミグラスソース…。

< 787 / 2,622 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop