捨てる恋愛あれば、拾う恋愛あり。
 

「……メガネ、取って……っ、あっ」

「……そんなに俺を裸にしたいんですか?やっぱり琴音さんはエッチですね」

「ち、違……っ!」

「何が違うんですか」

「……だって、メガネかけられてると見られてるみたいで恥ずかし……っ、や、んぁ……っ」

「……じゃあまだ外しません。もっと見たいですから」

「な……っ!」

「恥ずかしがる琴音さんも……すごくかわいいですよ」

「!!も、ズルい……!」

「その台詞はそのままお返しします」

「っ、やぁ……っ」


惣介さんの手とか唇とか言葉とかいろんなものに翻弄されっぱなしの私は、惣介さんの甘すぎる行為に身体を預けることしかできない。

はじめてだというのに惣介さんは私の身体を知り尽くしているかのように、肌に手を滑らせていく。

すごく優しいけど、時々意地悪で、すごく甘くて切なくて。

私は言葉にならない声を上げることしかできない。

私が反応する場所を見つけると、惣介さんはそこを執拗に攻めてきて、さらに私は甘ったるい声を発する。

 
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