ウラルとカナル
それを聞いたカナルは、兄のウラルにたすけに行ってくると告げ、急いで崖にむかった。崖に向かう途中、強風にあおられ飛ばされそうになるのを堪えながら、ヂニーの所に着き、覗き込んで見ると、今にも谷底に落ちそうで、ヂニーは『もうだめ。さようならカナル』手を伸ばしてヂニーの尻尾を掴もうとした瞬間、突風が吹きカナルはヂニーともども谷底に落ちていった。
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