【完】恋の太陽、愛の月
翌日。
~♪
「もしもし」
『もしもし!もーすぐ着くから!!』
「分かってるよ。もう駅にいる」
『分かった!じゃあ後で!』
朝に太陽から「昼過ぎには着く」というメールをもらった。
俺は昼飯を食べ終えて、今駅に着いたところ。
そこで電話が鳴り響きさっきの通話。
久しぶりに会う太陽は少し変わったりしたのだろうか。
俺は対して変わってはいない。
・・・変わったと言えば声とメガネのフレームくらいか。
「咲夜!!」
「・・・あ」
いつの間にか電車は駅に止まっていて、中から太陽が出てきた。
「なんだよ。全然変わってないな」
「そんな数年で変わるわけないよ!咲夜は・・・イケメンになったね!」
「男に言われても嬉しくない」
電話で話しているからか、全く会話に苦はなかった。
いや、転校する前の太陽のままだったからかもしれない。
「じゃあ俺の家来いよ」
「あっ・・・ひなは来ないよね?」
「ん?ああ、相談だってお前言ってたから呼んでないけど。呼んだ方がいいか?」
「いや!いい。呼ばなくていい」
「分かった。行くぞ」
俺の家までは他愛もない話で盛り上がりあっという間に俺の家についた。
その道中、太陽は辺りをキョロキョロ見まわしながら来ていた。
まるで誰かに見つかっては困る様な風で。