【完】恋の太陽、愛の月
「できればずっと僕の隣にいてほしい」
「・・・」
「ひながいてくれるんだったら家族と縁を切ってもいい。何もいらない」
「・・・お前」
「それくらい好きなんだよ。僕は」
俺はこの時頭をバーンと打たれたような衝撃だった。
何故ならひなたへの想いが強すぎるからだ。
・・・俺はどうなんだ?そう考えたときに明らかに差が出来ていた。
ひなたを手に入れるよりも、幼馴染を守る事を決めた俺。
家族よりも何よりもひなたを手に入れたいと願う太陽。
「・・・応援、するよ」
「咲夜・・・!!」
「俺が出来る限りのこと全部する」
「本当?」
「ああ、だって俺ら幼馴染で親友だろ?」
「・・・うんっ!僕、自分のやりたいこと見つけて大学まで行くって親を説得するよ。それで大学に入れたら絶対にここに戻ってくる。ひなを・・・迎えに来る!僕がここに堂々と来れた日は、親を説得出来たんだって思ってくれていいから・・・!だからね?咲夜。その時はひなを頂戴。・・・それまでずっと僕の代わりに守ってて」
「分かった。約束・・・するよ」
応援するしか道はなかった。
約束するしか方法はなかった。
俺は太陽が帰ってくるまで太陽の代わりになるしかなかった。
**