【完】恋の太陽、愛の月
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「美味しかったね!!」
「そうだな」
「ひなの頼んだえびドリアも美味しかった!今度ハンバーグランチとえびドリア両方頼もうかな!」
「そんなに食べれるのか?」
「うーん。美味しかったからいける!!」
「太陽君細いのに食べられるのかなぁ・・・?」
「まかせて♪」
喫茶店を出てから特に行くところもないということで今日は一旦解散になった。
今は太陽をホテルまで送っているところだ。
「もうついちゃった」
太陽が寂しそうな表情をする。
でもすかさずひなたが笑顔でこう言った。
「大丈夫!また明日、だよ!太陽君!」
俺には見せてくれた事のない笑顔。
言ってくれた事のない言葉。
『じゃーね!咲夜!送ってくれてありがと!』
学校の帰りも、俺が家に送っていった時も絶対にまた明日とは言ってくれなかった。
そんなことでも俺は太陽に妬いた。
「また明日、か。・・・うん!そうだよね!嬉しいな」
「明日はどこ行くかちゃんと予定たてとかなきゃね♪って言っても田舎だから全然行くところないんだけど笑」
「そんなことないよ!思い出巡りとか僕したいな」
「それいいね!!私と咲夜で考えとくよ!」
「ありがとう!じゃあまた明日」
太陽が中に入っていくまでひなたは手を振っていた。
笑顔を絶やす事なく。
俺はそんなひなたを見て胸を痛めた。