【完】恋の太陽、愛の月
「とりあえず明日どうしよっかぁ・・・!んーっとやっぱり秘密基地行っちゃう??もう壊されちゃったかなぁ?」
俺は喫茶店での太陽の言葉を思い出していた。
『・・・僕、今日の夜ひなに告白しようかなって思ってるんだ』
今日ひなたが太陽のものになってしまう。
・・・きっと。
「ひなた」
この時、頭の中では駄目だと分かっていた。
太陽の邪魔をしてはいけないとちゃんと分かっていた。
でも。
「明日どうするか、今日飲みでも行って決めないか??」
些細な抵抗をした。
一日延ばしたところで、ひなたがずっと俺の元にいてくれるわけじゃないのに。
「それいいね!!そうしよう♪」
「あっ・・・。誰かに何か誘われても、俺とどこか行くとかは言わないでほしい」
「?」
「深い理由は、ない」
「んー良く分かんないけど了解!」
太陽。
今日ぐらい俺のひなたにさせてくれ。
今日だけは。
「もちろん咲夜の奢りだよね?」
「・・・ったく。しょうがないな」
「やった♪」
「今はまだ午後二時だから、一旦家帰るか」
「そーだね!どーせなら夜になるまでうちにいれば?」
「いいのか?」
「いいのか?って・・・笑。いつもはずうずうしいくらいに家に上がりたがるくせに!タロー目当てで笑」
「・・・ああ」