【完】恋の太陽、愛の月
私より年上なのに大人ぶってないし、ほとんどまだ初対面の私にも優しくて面白くて。
きっと違う形で会っていたら私は相当ひなたさんの事を慕っていたと思う。
「新しいアトラクションはさすがに咲夜たちも一緒じゃないと・・・ね?笑。ごめんね!こんなに引っ張りまわしちゃって!ちょっとお土産屋さんでも覗いていこっか!」
「うん」
「楓ちゃん何か欲しい物とかあるの?」
「・・・あ、特には」
「じゃあさ!咲夜とお揃いのもの買ったら??一緒に探してあげるから!!」
「えっ!?」
「ほらほら!レッツゴー!!」
ちょっと考えている事が純粋すぎるというか、なんというか。
それだけが欠点なのかなって思う。
でも逆に考えたらすごくいいところ。
だから、この人には欠点なんてないのかもしれない。
先生がひなたさんを好きなのも分かる気がする。
そう思ってしまったからこの状況が辛い。
「んーっと、ペアストラップ辺りがいいのかなぁ?」
「・・・」
「さすがにここに指輪とかはないから、そういうのがいいかもね!どう?」
「・・・あ」
ふと見つけたペアストラップ。
すごくひなたさんと先生がお揃いで付けたら似合いそうなのを見つけてしまった。
・・・私は何やってるんだろう。
「何!?これがいいの?わぁ、確かに可愛いね!楓ちゃんと咲夜にピッタリ!お祝いに私が買ってあげよっか?」
「だ、大丈夫!私が自分で買う」
「そう?」
「う、うん」