【完】恋の太陽、愛の月









「楓?」


「・・・え」


私を呼ぶ声がした。

しかもその声は私の大好きな人の声にとても似ている。


振り返るとそこにいたのはやっぱり先生だった。


「ああ、良かった。やっと見つけた。ひなたも」


「せ、先生・・・」


「しっ。何普段の呼び方してるんだよ」


先生はぐいっと私を引き寄せた。


・・・ひなたさんじゃなく、一番最初に私の名前を呼んでくれた。

どうして?


いや、当たり前だよね。
今は嘘ついてる状況だし。


偽物の彼女でもその子の名前を呼んだ方が自然だもんね。




「二人ともどうして俺らを置いていくんだよ。探したぞ」


「ごめんごめん!どうしても楓ちゃんに私のおすすめ乗ってほしくて!」


「だからってな、太陽まで置いていくな」


「咲夜。僕は気にしてないよ!ひなが楽しければなんでもいいし」


「あーもう。こっから先は別行動。俺は楓とそこらへんブラブラするから太陽たちもブラブラしてこい」


「え・・・?先・・・じゃなくて咲夜君どうして」


「行くぞ、楓」





先生は何を考えているの?


ひなたさんと朝比奈太陽を二人きりにするの?

どうして?

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