Rhapsody in Love 〜約束の場所〜



「あっ!これ、朝読新聞!?遼ちゃんの写真が載ってるやつ?遼ちゃん、俺が先に見てもいいか?」


と、なかなか話を終えようとしない遼太郎を暗に促した。

 声をかけられた遼太郎はようやく区切りをつけ、みのりへと駆け寄ってくる。


「すいません、先生。俺に用事だったんですか?」

「新聞だよ、朝読新聞!」


 二俣が横から口を出す。


「えっ!?もう見つけたんですか?」


 遼太郎が驚いた顔でみのりを凝視する。


「うん、早く見たいかと思って…。」

「うん!早く見たい!見せて!」


 我慢できずに二俣が叫ぶと、他の部員たちも寄ってきて、みのりと遼太郎の周りに人垣ができた。


「はい、どうぞ。」


と、みのりが遼太郎に渡そうとすると、遼太郎は両手を挙げた。


「俺、今手が汚いから、先生が出して見せてください。」


 なるほど、本当に両手は泥で汚れていた。みのりが頷いて、ファイルから出して見せる。


「おお―――――っ!!」


と、一同から声が上がった。


「すごいじゃん、遼太郎!」

「2枚あるのか?ああ、こっちは写真だけ大きくしてるんだ。」

「眼光の鋭さまで、バッチリ写ってんじゃんか!」


 チームメイトたちは、口々に感想を述べ合う。


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