Rhapsody in Love 〜約束の場所〜
3年生を仮卒で送り出した後には、早速新しい生徒たちを迎え入れる準備が始まる。
まず、推薦入試。でもこれは小規模なもので、管理職と3年部の教員数名で行われ、みのりは特段関わることはない。
週が変わると、今度は第1次選抜の願書が、高校の方へ届けられ始める。個別でも受け付けているが、大部分が中学校ごとに届けられ、その度ごとに入試に関する業務が行われる。
これに関しては、みのりは教務部なので、願書が届けられると校長室へと招集がかかり、作業に向かわねばならなかった。
書類の確認をした後、願書と調査書にナンバリングのスタンプを押していく。人数がそろわないとできない業務なので、放課後にまとめて行われるようなときは、遅くまで残ってその作業にあたった。
そうかと思うと、この週の後半からは学年末考査が始まり、作問作業にもかからねばならない。大学入試の本試験を控えている吉竹などの個別指導は、依然として継続して行っていた。
3年生の授業がなくなったとはいえ、全く授業がなくなる3年部の教員のようにはいかず、みのりの毎日は相変わらずめまぐるしい。
夜アパートに帰っても、ぐったりとしてしまい、化粧も落とさず寝てしまうようなこともある。却って以前よりも、疲れているような気もしていた。