ナンパ男との恋~最終章~
髪と体を洗い
体を隠すように
湯船に浸かるけれど

体を洗っている
輝樹の方なんて見れず

ただ、浴槽を見つめている私の前に


「俺も中浸かりてぇんだけど?」


「え?あ、ご・・ごめん」


向かい合うように
湯船に浸かると・・・・


目のやり場に困るわけで・・・。



「いきなり黙りこくって
どんだけ慣れてねぇんだよ?
春菜も、ちょっとは
俺を襲うくらいに
なってくれりゃいいんだけどな?」


そんな事を
笑いながら言うけどさ。



私にとっては

輝樹のような人と付き合うとか

同棲するとか、結婚するとか

子供育てるとか

本当、夢なんじゃないかってくらい

奇跡に近い出来事なわけで


襲うとか・・・・

迫るとか・・・・


できるはずないじゃんか・・・。

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