地上182センチメートルを、キミと。
-------翌日、小春はいつも通り登校して来た。
・・・・・・・まだあのツイート、見ていないのだろうか。
「おはよう、小春。 昨日、小春と小柄な男子がツイートされてたよ」
繭がそんな小春に話かけた。
隠す必要もないけど、わざわざ言わなくても良いんじゃないか??
最近、繭の小春に対する些細な態度が目に付く。
「・・・・・・・『小人に襲いかかる巨人』??」
小春は昨日のツイートの件を知っていた。
・・・・・・・・気にならないのだろうか。 傷ついたりしていないのだろうか。
「誰?? 一緒にいたコ」
繭は、小春を心配する事も『気にするな』と励ます事もなく、大志について問いかける。
まるで『巨人なんて言われ慣れてるから平気でしょ??』とでも言わんばかりの態度だ。