地上182センチメートルを、キミと。








-------翌日、小春はいつも通り登校して来た。






・・・・・・・まだあのツイート、見ていないのだろうか。






「おはよう、小春。 昨日、小春と小柄な男子がツイートされてたよ」






繭がそんな小春に話かけた。






隠す必要もないけど、わざわざ言わなくても良いんじゃないか??






最近、繭の小春に対する些細な態度が目に付く。






「・・・・・・・『小人に襲いかかる巨人』??」






小春は昨日のツイートの件を知っていた。






・・・・・・・・気にならないのだろうか。 傷ついたりしていないのだろうか。






「誰?? 一緒にいたコ」






繭は、小春を心配する事も『気にするな』と励ます事もなく、大志について問いかける。






まるで『巨人なんて言われ慣れてるから平気でしょ??』とでも言わんばかりの態度だ。
< 32 / 137 >

この作品をシェア

pagetop