Polaris
案内された席は、ハナちゃんのところだった。


「お待たせしました」

「待ちくたびれたよぉ〜。こっち、こっち」


あたしは言われた場所に座った。


ハナちゃんから2人の名前を教えてもらう。


ここに来てどれだけ飲んだのか、中島さんの方は完全に出来上がっている。


ハナちゃんも相当、手をやいてる様だ。


中島さんは、何を話してるのかさっぱりわからない。


それに、おさわりが激しい。


これは早くお開きにしなけば、、、。


「きゃ!!」


そんなことを思っていると、ハナちゃんが中島さんのことを突き飛ばした。


その反動でテーブルの上のグラスが、無残に割れた。


あちゃ、、、。


他の席の人たちも何事かとこっちを見る。


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