その結婚、取扱い注意!
「あれ? 美海、興味あるんだ」

熱愛の相手はグラビアアイドルだった。良かった。ううん。アイツがどうなっても良いけれど、きららさんはマスコミに巻き込まれて欲しくなかった。

「巨乳ちゃん、恐るべしだね。彼女の方から情報が漏れたみたいだよ」
「巨乳……」

新聞にはその女の子の水着姿が写っていて、私なんかじゃ太刀打ちできないほどの膨らみだった。

どうしたらこんな大きくなるの?

胸をおおうビキニのトップが小さく見えるくらい、胸ははじけるような大きさだ。

アイツ、さっそく女の子に手をつけて痛い目にあったんだね。自業自得よっ。きららさんはこの事、知っているかな……傷ついていなければいいんだけど……。

「そんな話はいいからさ~ もう一度乾杯しよー」

ビール2杯目の久我さんは興味がないから話題を変えたいみたい。

「あ、そうだね」

ちょうど来たビールで私たちは乾杯した。
いつもよりビールの進みが早い久我さんにどうしたのか聞いてみると、まだ田代部長の娘さんに認められなくてへこんでいると言う。

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