その結婚、取扱い注意!
「ミミは俺を愛していないのがよくわかったよ」
えっ!? 湊っ!?
驚いて振り返ると、バラの花束を抱えた湊が真後ろに立っていた。
「湊っ!」
「メリークリスマス」
にっこりほほ笑んだ湊は持っていた花束を私に渡す。
道端で豪華な花束を渡されると、周りで見ていたホストが口笛を吹いて冷やかす。
「あ、ありがとう。湊。メリークリスマス」
花束を胸に抱えると、冷やかしが恥ずかしくてバラに顔をうずめる。
「俺がわからないとな……ひどい。傷ついた」
「だ、だってホストだと思ったんだもん! それに湊の声、いつもと違うよ? 風邪ひいたんでしょう?」
「あー そうかも。喉が少し痛かったんだ」
湊の指先が喉仏を触る。
「どうしてここにいるの?」
「ちょうど美人堂が見えてきたところで、出てきたお前を見つけたんだ」
「もう! もっと早く声かけてくれれば良かったのにっ。湊のいじわる」
「もう帰るなんて早くないか? つまらなかった?」
駅に向かって歩き出すと聞いてくる。
えっ!? 湊っ!?
驚いて振り返ると、バラの花束を抱えた湊が真後ろに立っていた。
「湊っ!」
「メリークリスマス」
にっこりほほ笑んだ湊は持っていた花束を私に渡す。
道端で豪華な花束を渡されると、周りで見ていたホストが口笛を吹いて冷やかす。
「あ、ありがとう。湊。メリークリスマス」
花束を胸に抱えると、冷やかしが恥ずかしくてバラに顔をうずめる。
「俺がわからないとな……ひどい。傷ついた」
「だ、だってホストだと思ったんだもん! それに湊の声、いつもと違うよ? 風邪ひいたんでしょう?」
「あー そうかも。喉が少し痛かったんだ」
湊の指先が喉仏を触る。
「どうしてここにいるの?」
「ちょうど美人堂が見えてきたところで、出てきたお前を見つけたんだ」
「もう! もっと早く声かけてくれれば良かったのにっ。湊のいじわる」
「もう帰るなんて早くないか? つまらなかった?」
駅に向かって歩き出すと聞いてくる。