LOVE School Life Ⅰ【完結】
「愛ちゃん照れてんだからやめて、清ちゃん」


そこに助け舟を出してくれたのは、秋人だった。


「だって気になるし」

「勿体なくて話せないっつーの。いいから中入ろ、中」

「ええー」


まだ何か言いたそうな本間を無視して、秋人は私を図書館の入口へと引っ張って行く。

助かった。
秋人のどこを好きだって聞かれるのは困る。

…秋人のいい所を教えてって言われたらいくらでも答えられそうだけど。
それが、好きかってなると何も言えない。


もちろん、それは照れ隠しでも何でもなくて本心。


やっぱり誰にも話してないんだな。
秋人は。

結城と本間なら話してもよさそうなのに。
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