sweet memory ~奏大side~





「んだよ、それ。あー…笑すぎて腹痛い。プッ…お前がそんなこと言うなんてな。花菜ちんも嫌だったら断って良いんだよ?ハハハ…まだ笑いが止まんねー……ってー!奏大っ!蹴ることないだろう!?」








いつまでも笑い続ける淳平に、奏大は淳平の座席を蹴飛ばした。









「私なら大丈夫ですから。……じゃぁ、奏大さん行ってきます。あとでメールしますね」

「あぁ」









そう言うと花菜はドアを閉め、学校の校門を潜った。
花菜が昇降口に入るのを見届けると、淳平は車を発車させた。




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