sweet memory ~奏大side~
「奏大さん、起きてください」
「……」
「奏大さーん!起きてくださーい」
「………」
「わっ…ビックリした…」
奏大の耳元で花菜が叫んでいると、いきなり奏大の目が開いた。
花菜は驚いて声を上げた。
そんな花菜の様子に自分がやらかしてしまったことに気付いた。
「すまない…」
「いえ、大丈夫です」
奏大は手を離すと、2人はベッドから起き上がった。
それから朝食を済ませた2人は、迎えにきた奏大の車に乗って学校へ出発した。