サクセスラブを この手に
僕はマーケティング部の原田紘一。

「はい、そうです。わかりました。すぐ伺います。」

僕は電話を切った。

社長の側近である田原専務から連絡があった。

「悪いが、一人遅れそうだから時間になったら始めていてくれないかな、頼むね。」

僕は座談会のアシスタントにそう伝えて

8階のマーケティング部から18階の社長室へ向かった。

社長専用のエレベーター内に

出席者の一人が閉じ込められているというのだ。

田原専務がレスキュー隊の到着を待ちわびていた。

彼は今セキュリティーの警備員達ともめていた。

「専務、マーケの原田です。座談会の最後の一人がその女性だと思います。」

「エレベーターがなかなか上がって来ないからおかしいと思って、来たと思ったら中にその女性が倒れていたのだよ。社長が君に連絡するようにとおっしゃってね。突然エレベーターのドアが開いたまま勝手に動いていってしまったんだよ。二人ともまだ中に閉じ込められたままだ。」

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