サクセスラブを この手に
「専務、社長も携帯をお持ちですよね。無事を確かめてください。」

僕は社長の安否よりも津川舞の方が心配だった。

彼女とは高校が同じだった。

あの頃僕は彼女と付き合っていた。

それを思い出したらものすごく心配になった。

無事だろうか。ケガはしていないだろうか。

田原専務は声を震わせて言った。

「社長、ご無事ですか?わかりました。またご連絡いたします。」

「専務、社長は何と?」僕の声も震えていた。

「二人とも大丈夫だそうだ。社長が非常用のブレーキをかけたとおっしゃっていたよ。」

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