サクセスラブを この手に
私は自分の気持ちをなぜか素直に話せた。

「私、本当にお料理が下手で、言われても仕方がないほど下手で、結婚したらどうしようと思って、だから毎日頑張っているの。でも全然ダメで両手が切り傷だらけで、どんなに頑張ってもダメなものってあるでしょ?でももうそんなことはどうでもよくなった。早くここから出たい。もしかしたらこのまま下へ落ちて行っちゃったら助からないんでしょ?もし私が死んじゃったら、結婚式じゃなくてお葬式になっちゃうじゃない。そんなのイヤよ!そう思ったらすごく怖くて。」

「ほら、おいで。俺しかいないから嫌かもしれないが。こうしててやるから。」

彼はそっと私を抱き締めた。

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