サクセスラブを この手に
ティムは悩んでいた。

たぶん日本の普通の高校で日本人の中で生活したいのだ。

「ティム、あなたが日本で生活したいことは知っているわ。涼の言う通り学校は本国の卒業を目指してバケーションは日本で、という選択もあるわ。短期の留学も視野に入れれば、かなりの期間を日本で過ごせると思うの。どうかしら?」

「舞、ありがとう。君のアイデア最高だよ。僕、考えてみるよ。」

「よかったわ。前向きなところが涼に似ているわ。ティム、あなた、素敵な男性になるわ、きっと。」

「舞、ほめ過ぎだよ。僕、舞のことが大好きだ。」

ティムは私の首筋に軽くキスをした。

「親父には内緒だよ。キスしたことが知れたら半殺しにされるもんね。」

「涼のサムライ魂は敵なしよ。例え相手が息子でも容赦なしよ。」

「親父は君にメロメロなんだ。いつ結婚するの、舞?」

「わからないわ。しばらくは無理なの。」

「なぜ?愛し合っているのになぜなの?」

「いろいろあるのよ。」

「モタモタしていたら他の男に舞を取られちゃうのにな。親父はわかってるのかな?」

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