レインボーウォッチャー
じゃないと、トリップしてしまう。



数十分前の記憶に。













『渡辺と付き合うとか、無理。友達としか、考えられない。

・・・・・・ごめんな。』





分かってたよ。


分かってたから。




あなたの恋愛対象に、あたしなんかが入ったことなんてないって。







――それでも。



最後だから。




伝えたかったの。







もう―――高校、卒業、したから。



もう、会うことなんてないだろうから。





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