ムーンウォッチャーズ
皆は『へ』というような顔をした。


何その呆けた顔!

しかも皆同じような表情って!



「ぷっ」

思わずふきだしてしまった。



そしたら、すかさず大輔&琉希がくってかかってきた。


「おい美里!どういうことだよ!喧嘩売ってんのか!?受けて立つぞ!!!」


「大輔、怒鳴らないで、怖いって。」


「師匠に口答えするのかよ!美里の分際で!」


「ちょっ・・・琉希ひどっ!!!一応あたし年上なんですけど!?」


「「年増のおばさん。」」


「あたしまだぴちぴちの11歳ですけどぉー!!!」



叫んだところで。



「「「「あはははははっ!!!」」」」


哲、ゆー君、静ちゃん、桃ちゃんが笑い出した。



え、ひど。



あたしがジトーっと4人を見れば、慌てて笑いを引っ込めた。

そして、代表して哲が言い訳を始めた。



「や、うん!あのさ・・・なんか、やっぱ変わんねぇなーって思って、さ。

べ、べつに漫才みたいだなとか面白いなとか思ったワケじゃ「思ったのね。」


哲の言い訳を遮る。

基本、哲は嘘が付けない性分なのだ。



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