【続】恋愛のやり直し方
立花さんに抱き抱えられながらなんとか車へとたどり着いた。


「腹減ってるだろ」と渡されたコンビニの袋の中はズッシリ重たい。



おにぎりにパンやプリン、お菓子……



こんなに食べられないと立花さんを見上げると、紙をクシャクシャと掻きながら



「どんなのが好きなのか分からなかったから」



と照れ臭そうにい言った。




私のためにこれを買いに言ってくれた立花さんの優しさを思うと、カチカチに固まっていた緊張が少し解れる。



食欲はわかないけれど、せっかくの好意を無にするわけにいかない。



袋の奥の方にあったゼリー飲料を開けて口つける。




甘さが口の中に広がる。人工的なその甘さにそれ以上食欲はわきそうにない。



そんな私の様子を横で見ていた立花さんは、突然私の頬をムニュッと掴む





「お前、それで終わりじゃないだろうな。腹が減ってると頭がちゃんと動かないぞ。それにーー」



そこまで言って意味深に笑う。



「それになんですか?」




「ん?知りたい?」



不適な笑みをいっそう濃くする。
なぜかジリジリと追い詰められているような感覚になり、コクン吐息を飲む



「綾がそれ以上痩せたら、抱き心地が悪くなるだろ」



「なっ……」
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