3つのR


 有志の立ち上げたパーティーというには、えらく本格的だった。

 ハウスレストランの貸切で昼間は主に主婦になってしまった新婦の友達がくるということだったが、確かに7割ほどは女性だった。

 だけど、後の3割は男性。中には自営業で時間に余裕のある人もいたし、夜の方が都合が悪いからとわざわざ会社を休んできている人もいたらしい。子供が多くて夜は外出出来ないって家庭的な人も。

 そうまでして人が集まるのは、一重に新郎新婦の人柄だろうから。

 私もカクテルドレスとまではいかないけれど、ちょっと上品なワンピース程度の正装で参加した。電車に乗って都会に出るのは久しぶりだった。最もパーティー会場であるレストランは海辺にあったので、都会は乗り換えで通りすぎただけだけど。

「潤子~!!元気だった?」

 昔なじみが次々と現れてはきゃあきゃあと嬌声を上げる。握手と笑顔。それがそこら中に満ち溢れていて、主役の二人が登場するまで話も尽きない。

 私は今日も姉の助言に従ってコーディネートしていて、最近ではそれになれつつある自分を感じていた。色の合わせ方とか、素材とか、そのようなものが。

「わあー!久しぶり、何か潤子雰囲気変わったよね?」

 同じテーブルに座った大学時代の友達である直美が、私を見て目を見開く。私は照れて、短くなった前髪を片手で撫でた。

「そうなの、つい最近、姉の手でイメチェンをね」


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