ラベンダーと星空の約束
 


今風の格好いい動きって何よ…

我が弟ながら、相変わらずのアホっぷりに溜息が出る。



何でこんなアホに育っちゃったのかな。

両親は忙しいから、弟は私が育てたような物だけど……



大樹だ。
大樹の真似ばかりしているから、アホになったんだ。



溜息をつきながら弟に言う。



「青空…あんたは宿題でもしてなさい。
もういいから大樹に代わって?」



『何だよー
ブス姉ちゃんのバーカ!』




こいつは、姉に何度溜息をつかせれば気が済むのか…

アホな悪態ついている内は、格好いい男になれないと気づいて欲しい…



バカ丸出しの捨て台詞を残し、弟は大樹にスマホを返したようだ。



「大樹、悪いけど私みんなの所に戻らないといけないから…」



そう言って通話を終わらせ様とした時、後ろから誰かが抱き着いてきた。



「キャア」と驚きの声を出し、顔を見ると、やっぱり流星…




「ゆっかりちゃん、誰と話してんの? 彼氏ー?」


「流星、びっくりするから突然抱きつくのは止めてよ」



「ごめ〜ん、遅いから迎えに来ただけ〜」



「もう……
あっ大樹?また明日電話するから…」



『待てよ!
何で流星がいるんだよ!クラスの親睦会って言っただろ』



「そうなんだけど…何か付いてきちゃって…」



「大樹って誰?
ゆかりちゃんの彼氏?彼氏いたの?」




流星は私に抱きつきながら、顔をスマホに寄せ聞き耳を立ててくる。



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