ラベンダーと星空の約束
心の震えを隠しながら微笑んだ。
この本に大切な想い出を見ているのは、私だけ…
流星にとって、この本はただの本……
流星の部屋を出て、瑞希君と2階へ向かった。
「僕の部屋で話そうか」
「うん…」
カラオケ店で瑞希君が私に聞いたこと。
流星が捜している“紫(ムラサキ)ちゃん”が私だということを、どうして隠しているのか。
それを説明するために、瑞希君の部屋に入った。
その部屋は予想に外れてシンプルで、落ち着いた男の子らしい配色の部屋だった。
ピンクとか赤とかフリルとか…
そういうイメージで入ったので少し驚いた。
でも…
見せてくれたワードローブの中は女物がギッシリ。
ナース服やチアガールの衣装まであるところは、期待を裏切らなかった。
「この服、ほとんどたく丸君が買ってくれたんだよ。
ねだったわけじゃないよ?これ着てくれって持って来たんだ。
僕が男だと気づいてからは、買ってくれなくなったけど」