ラベンダーと星空の約束
たく丸さん…
瑞希君に貢いでいたんだ…
彼のプロデュースを受け入れたら、私にもコスプレ衣装を買ってくれたのかな…
断って本当に良かった。
ワードローブの扉を閉め、ローテーブルに向かい本題に入った。
「あのね、私が話す前に教えてくれる?
どうして、流星の捜している少女が私だと気づいたの?」
「ああ、それはね……」
瑞希君は確信を持つまでに考えたことを話してくれた。
流星から、
ラベンダーと星空のメッセージカードを見せて貰ったのは、随分前のこと。
約一年前、
高校に入学したての瑞希君と流星が、
何の気無く、旅行雑誌を見ながら談笑していた時、
瑞希君が北海道に行った事があると言うと、
メッセージカードを出して話してくれたそうだ。
その風景にも紫(ムラサキ)と言う子にも、瑞希君は全く心当たりが無かった。
それっきり、メッセージカードの存在は忘れていたのだが…
思い返す事になったのは、私が入寮の申し込みをした数日後のこと。