ラベンダーと星空の約束
 


「アイドルになりませんか?
僕にプロデュースさせて下さい!」



「……… は?」




この人は何を言っているのだろう。

アイドルって…

これも『可愛い』同様、都会流の挨拶だろうか?



戸惑う私、

亀井戸さんがサッと立ち上がり、彼の手を私から外してくれた。



「たく丸…いきなり趣味をぶつけるな。
月岡さんが驚いているじゃないか」



「だって亀、僕ピンと来たんだ!

その艶やかな肩までの黒髪。
白い肌にパッチリ二重瞼。

足が真っすぐで綺麗だし、バストサイズが小振りな所もいい。

素朴で汚れを知らない、未発達な田舎の少女!

彼女は絶対にウケるよ。チーム〇〇の××ちゃんだって……」




褒められたのか、けなされたのか、分かり難い批評だけど…

たく丸さんと言う人が、熱心なアイドルオタクなのは伝わってきた。



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