ビターオレンジ。
今でも嫌いなあの人達の夢を見る。
私を攻めるんだ。
『お前なんか産まなければよかった。』
『愛情?そんなの最初からないんだよ。』
いくら耳を塞いでも頭の中に響いて聞こえてくる。
そうしたらね…本当に思う。
なんで私は生まれてきたの?って。
散々酷い事言われて、それでも笑ってた私は何だったのだろう。
最近では咲さんも夢の中に出てくるんだ。
あいつらと一緒に冷たく笑って。
どこまでもどこまでも追いかけて来た。
逃げても逃げても追いかけて来た。
永遠に繰り返されるその言葉を聞きながら。
もう嫌だな。
もう死んでしまおうか。
何度もそう思った。
だけどそれすらも許されない。
『お前が咲を殺したんだよ。』
その声がグサリと冷たく突き刺さった。
痛いな…本当に。
…苦しいんだ。
辛い。
なんで私は生きてるの?
なんで私が死ななかったの?
なんで私だけ助かったの?
なんで咲さんは私を助けたの?
なんで…私は咲さんを…。