情熱のラブ・  フォルテシモ
「ジュナ、おはよう、早いね。」

「おはようございます、ラリー。」

「週末はずっとジョシュと一緒だったらしいが、疲れてない?」

「多少時差ボケが出ているかもしれません。喉は大丈夫です。」

「オーケストラは午後に入るから午前中はボイス・トレーニングでいい?」

「はい、わかりました。」

「それからジョシュのことだが、彼は君に恋をしている。」

「知っています。」

「君は田原に何か言われてきたのでないかな?例えば、恋に破れた男の気持ちとか。」

「はい。」

「そうか、田原も喰えない男だ。君はどうするつもりかな?」

「ジョシュには苦い経験も必要だと思います。」

「私と意見が一致したね。オーケーだ。彼もじきに来る。あともう一つ君に確かめておきたいことがあるんだ。」

「何でしょうか?」

「君と田原のことだが、もう一度聞いておきたい。」

「彼とは恋人同士です。私達は愛し合っています。」

「ありがとう、ジュナ、こっちにいる間、ジョシュの力になってほしい。」

「もちろんです。私はそのために来たのですから。」

「ジュナ、感謝しているよ。」

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