情熱のラブ・  フォルテシモ
私は田原マネージャーと早めの夕食を済ませクラブ巡りとなった。

「ジュナ、そのドレス、胸が開きすぎだと思わないのか?」

「大丈夫よ、ストールを羽織るから。」

「ならいいが、色っぽすぎてヤバい。変なヤカラに声を掛けられて気分を害すのは君だけじゃないからな。」

「ラリーが選んだクラブなら下品な人達はいないと思うわ。」

「だといいが。」

私は彼と毎夜クラブを渡り歩けるとは思っていなかったので、ワクワクしどうしだった。

まるでデートのよう。ひと晩で2~3ヶ所は見て回った。

「ジュナ、疲れただろ?帰ろう。」

「いいの?もう1軒回れる時間はあると思うけれど。」

「君に話したいことがあるんだ。ホテルへ戻ろう。」

田原マネージャーがこちらへ来て10日経った。

明日のコンサートを控えてのことかしら?

だから私を案じて早めに帰ろうと言ってくれたのかしら?

彼の部屋へ入った。

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