情熱のラブ・  フォルテシモ
「ラリーに確認したら、契約が月末で切れると言っていた。君は更新するのか?」

「まだ何も考えていないわ。明日のコンサートとジョシュのバースデ-パーティーが終わるまでは。その後決めようと思っていたの。でもどうして、何かあるの?」

「そうか、それならいいんだ。」

「私に帰ってほしいなら、はっきりそう言って。」

「俺が言うわけないだろ?」

「なぜ、どうして言えないの?」

「君は俺の所有物じゃない。それに帰りたかったらいつでも帰れるだろ?俺の居場所は変わらないし、帰ってくる君を待てるからだ。それが言いたかった。」

「私はあなたのそばにいたいの。私はあなたほど強くないわ。ラリーもジョシュも私とのビジネスに満足してくれているわ。」

「彼らが君に満足していることはわかっている。だが君はどうなんだ、自分の未来の可能性を考えないのか?」

「どういうこと、私に何を考えろって言うの?」

「日本に帰ってもクラブで歌うだけだ。こっちで活動してはどうかと言っているんだ。」

「そんなこと、頭にも浮かばなかったし、第一無理よ。」

「俺が帰ったら考えてみることだ。ラリーにも相談できるし、考える時間もたっぷりあるだろ?」

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