俺と君との境界線
廊下に響く足音が妙に俺の心を沈ませる
授業はもう始まってて俺以外廊下に残ってる奴はいない。
俺はただただ歩き続けた
階段を上がる途中でサボってる奴らも何人か見たけど気にもとめず
俺の足はいつの間にか屋上に向かってた

屋上につくと、いつもは気持ちいいと思う外の風もなんだかただ冷たいだけのような感じがする
俺はフェンスに近づいた
フェンスには高い策が張ってあって、フェンス越しに外の景色を眺める
空はムカつくくらい晴れてて俺の心とは正反対
校庭ではどこかのクラスが持久走の練習で校庭をグルグル走ってる

いくら外の景色を見ても気は晴れない
フェンスに背を向けてフェンスにもたれ掛かるような体勢で溜め息をついた

「随分元気ねぇな?」

声のするほうを向くと和輝が笑いながら俺に近づいてきた

「お前授業どうしたんだよ!?」

さぼり癖のついてる俺とは違って授業はあまりサボらない和輝が屋上にいることにびっくり

「なんか自習っぽかったから。それに、沢田に保健室行ってくるって言っといたから大丈夫!」

和輝はニコッと笑いながら俺の前でピースをする。

「よく俺がここにいるってわかったな」

「結構探すの苦労したんだぜ!!」

そう言いながら俺の横に来てしゃがみ俺の肩を軽く叩いた
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