俺と君との境界線
さっそくドリンクを選びにドリンクバーに行くと、一人の学生とすれ違った

髪は赤くて目つきも鋭く一発で覚えそうなほど印象の強い顔。
そいつはレジで会計を済ますと俺の方を見て自動ドアから出ていった

「あ、あいつ・・」

後から来た和輝が眉をひそめながら呟いた

「何、知り合いか?」

何気なく聞くと、和輝は目を丸くして俺を見た

「龍、あいつ知らねぇの?
前迫拓弥だよ!林陽のっ!」

「あぁ・・あれが。」

名前を聞けば俺もすぐに誰かわかった
喧嘩負けなしの不良。
たてつく奴は全員病院送りって噂の林陽高校の番長。
ここらの町では結構名前が知られてる
だからさっきレジにいた店員も少し怯えてたのか・・

「俺、あいつ初めて見た」

サイダーをコップにつぎながら自動ドアの方を見る

「俺は3回くらい見たな~。」

その横で和輝がコップに氷を入れてジュースをつぐ
その後俺らは、前迫についてのいろんな噂などを喋りながら自分たちの席に戻った。
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