俺と君との境界線
席について少ししたらカツ丼が2つきて、俺らは黙々と食べた。

「龍、この後学校行くよな?」

先に沈黙を破った和輝はにっこりと笑いながら聞いてきた

「今日は行かない」

その言葉にあっさりと答えた
今日は何かダルいし、何せ失恋した俺にこれから学校へ行くという考えは全然なかった。
俺がまたカツ丼に箸をつけようとしたとき
和輝は再び俺を説得した

「んなこと言うなって。なっ?
それに午後からは避難訓練の練習らしいから、適当に受けとけばいいし。」

俺はただ黙ってた
避難訓練ということは全学年集まるってことで
もしかしたら三戸瀬さんに会うかもしれない。
そんなことはできれば今は避けたかった

「三戸瀬のことなら俺が何とかするから!」

和輝の説得はまだ続く
何でそんなにまで俺を学校に連れていきたいのかわからない

俺が黙ったままでいると、和輝はため息をついた

「龍がそうやって途中で帰るから、教室に残ったお前の鞄をわざわざお前んちに持っていくはめになるんだよなぁ・・」

その顔はしょんぼりしていて、わざとらしいため息をだす

「わかったよ。行けばいいんだろっ」

しぶしぶ了解した俺を見ると、和輝は軽くうなずき残ってるカツ丼を食べた

2人とも食べ終わると
約束どおりに和輝が会計を済まして学校に行った
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