俺と君との境界線
学校につくと、ちょうど生徒らが体育館に入っていくところだった
俺らもその波に紛れて自分のクラスの後ろの列に並んだ

火災についての避難訓練で、最初の20分は火災のビデオを見て
その次に消防士からの講話があった。
講話の間俺の頭は上下に揺れ、いつのまにか起きたときには授業が終わってみんな解散してた

「ほら。さっさと行くぞ!」

和輝に軽く頭を叩かれ
寝起きの頭でボーッとなりながら教室に戻った


教室に戻るとすぐに自分の席についた
机にうつ伏せるのも面倒で、机に頬杖をついてただボーッと一点を見つめてた

「龍~。沢田たちがカラオケ行こうっていうんだけど行く~?」

「ん~今日は辞めとくわ・・」

気だるげに言うと、
さわやかな笑顔で沢田が俺の目の前にきた

「神月は疲れ気味か?
これやるから元気だせよ!!」

そう言って机の上にスポーツドリンクを置いた

「サンキューな沢田。
ってことで和輝、お前行ってこいよ」

貰ったスポーツドリンクを飲みながら和輝のほうを見る

「わかった。じゃあ、途中まで一緒に帰ろうぜ?」

「よし。そうと決まれば神月も浦も早く準備をして帰るぞ!」

沢田の言葉でまだ帰る準備をしてない俺と和輝は急いで準備を始めた

準備が終わると沢田たちは廊下に出てて待ちくたびれた様子で俺たちを待っていた
俺らが廊下にでると少し早い足取りで校庭まで歩いた
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