俺と君との境界線
「だって龍さっきから元気ねぇじゃん。いつものアホっぽい龍じゃないと調子狂うし」

「アホっぽいは余計だ!!」

「そんなムキになんなよっ。これやるから」

そう言って和樹はズボンのポケットから何か取ると俺に投げてきた

それをキャッチして見てみると、コンビニで売ってる30円のチョコが一つ。
俺はすぐにチョコを口の中に放り投げた

「元気でただろっ?」

ニカッと笑う表情は俺が頷くと期待してるようだ
「旨かったけど、元気はでねぇな」

吐き捨てるように正直な感想を言った
チョコ一粒で元気がでるなら誰も苦労はしない

「ちぇっ。人の親切無駄にしやがって」

和輝はブツブツ文句を言うと、ポケットからチョコを取りだして口の中に入れた

「んな怒んなよ。」

「怒ってね~よっ」

さっき見せた笑顔で俺の頬を摘む
少し摘む力が強い気がするけどな・・

「まぁ、これで元気だせって!!」

そう言ってさっきより強く頬を摘む

「いててっわかったから離せ!!」

手が離れて俺の頬は軽くヒリヒリする
携帯を見てもうすぐ掃除が終わることを確認すると
使わなかったほうきを掃除棚の中に入れて
また携帯をいじった
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