俺と君との境界線
光みたいな笑い
気づいたら朝だった
あ~俺あのまま寝てたのか・・
電気もつけっぱなし、コンポもつけっぱなし
母さんに見つかったら電気代がどうこう言われんだろうな~

携帯で時間をチェックしたら8時半
それと一通メールが来てた
和輝からか・・

【今日暇なら一緒遊ぼうぜ!一応勉強道具持って来い(笑)】

OKのメールを返すと朝飯を食べた
和輝の家に行く事を伝えると着替えて髪をワックスで固めたりと遊びに行く準備を始めた
勉強道具は適当に目にとまった数学の教科書をバッグの中に入れて家を出た

外は相変わらず晴れてて、昨日に比べたら涼しいのが唯一の救い

横断歩道に着くと俺はひたすら信号機が青になるのを待った

ちっ。ここの信号、あんま車来ないくせに赤の時間なげぇんだよな・・

そんなこと思って後ろを向くと人、人、人。
俺の後ろにはたくさんの人が信号が青になるのを待ってた

あまりの人の多さになんかどっと疲れた
ため息をつきながら、ちらっと横を見ると見たことあるような横顔が・・
あっ!もしかして

「三戸瀬さ、おわっ!」

体がよろめいて気づいたら道路の真ん中らへんにいた
誰かが俺にぶつかってきたんだな・・
そんなことを思ってると、遠くから車が近づいてくる
信号はまだ赤。
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