俺と君との境界線
俺は急いで和輝んちに行った
携帯を見たら11時40分。
三戸瀬さんと話してたらいつのまにかバス停を通り過ぎてた
別のところでバスに乗ろうと思って時刻表を見たら次来るバスが12時5分だった。
バスを待つのがめんどくさかったからそのまま一直線に突っ走った

やっと着いたときには俺の体は汗まみれだった
俺はすぐに持ってたタオルで汗を拭いてインターホンを押した
数秒したら和輝が玄関から出てきて目の前の俺を見て目を丸くした

「なっお前、なんでそんなびしょ濡れなんだよ!?」

「あぁ。ちょっと走ってきたから」

俺は苦笑いで答えた

「へぇ~。まぁあがれよ」

そう言われ和輝の家に入った、和輝の部屋に行く途中に壁にかかってる時計を見たら12時10分。バスで行くよりこっちの方が早かった
そう思うとバスに勝ったような気がして心の中でガッツポーズをとった

部屋に着くと和輝は机の上に置いてあるバッグを取るとドアノブに手をかけた

「ん?お前どこ行くんだよ?」

「もう昼飯の時間だろ?お前も早く行くぞ!!」

「俺、今来たばっかだぜ」

「お前が来るのが遅いのが悪い!」

そう言うと和輝は部屋から出て行った

「おいっちょっと待てよ!!」

俺も急いで和輝の部屋から出て家の外に出た
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