俺と君との境界線
吐き捨てたように言った瞬間和輝が俺の方に振り返った
顔は笑顔なんだけど、なんか背中から黒いオーラが見えてきそうな感じ。
あ〜なんか気に障ったこと言ったんだろうな・・。何のことかわかんねぇけど
俺はその黒い笑顔に苦笑いで返したけど和輝の機嫌が悪そうな理由が分からない
和輝が会計を済ませて外に出ようとしてたから俺も外に出てそのまま和輝んちに向かった

和輝んちについて家に入ってそのまま和輝の部屋に行った
部屋の中に入ると和輝は自分の机の上に積み重なってる教科書を何冊か持ってきて
部屋の真ん中にある中くらいのテーブルの上に置いた
俺は適当なとこに座ったけどなんか落ち着かなかった
ファミレスから和輝んちに行くまでの間和輝と一言も喋ってない
なんか喋る雰囲気じゃなかったし、何か考えてる感じだったからずっと黙ってた

「よしっ!勉強始めようぜ〜!!」

張り切った声で俺の向かいに座ると腕や首などを回し始めた

は?何だよさっきのと今のとの態度の違いは・・

「なぁ!お前さ〜・・」

「いや〜お前の勉強への関心の無さにはびっくりだし。俺の想像以上だった」

俺が言い終わる前に和輝が喋り出した

「それでさっ。俺考えたんだけど、この際60以上目指す3教科だけ勉強すればいいじゃん!!」

・・?どうゆうことだ?

俺の頭の中は一瞬ではてなマークでうめつくされた
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