俺と君との境界線
憂鬱な日もあっという間で、やっと3日間のテストが終わった

「龍〜。帰るぞー!」

「おう!」

短く返事をすると急いで和輝のいるほうへ行った

「龍元気だなぁ〜。昨日までは終わった瞬間しばらく動けなかったのに・・」

「やっぱ、テスト終わったとなると嬉しくてテンションが上がるんだよ!!」

俺はかなり嬉しくて鼻歌をうたいながら鞄を振り回して学校を出た

「あー。テストも終わったし、次は文化祭か〜」

思いっきり背伸びをしながら気分良さそうに話しかけてきた

そう言われてみればそんな時期か。
去年はまだ一年だったからあんま目立つことさしてくんなかったなぁ
今年は何すんのかなぁ‥どうせやるなら何か変わったことしてぇな

「なぁ龍〜。聞いてんの?」

ハッと我にかえってさっきから変な感覚のあるふくらはぎが気になって後ろを向くと
和輝が後ろから俺のふくらはぎに何回も鞄をぶつけてる

「あっやっと気づいた。さっきからボーっとしててまた変な妄想でもしてたのかよ!」

「んなわけねぇだろ!しかも“また”ってなんだよ!?」

「だって龍、四六時中‥」
「そんなことねぇよ!!つか、変な誤解されるだろ?」

そう言って和輝のニヤケ顔を軽く睨んだ

「誰にだよ?」

急に真面目な顔になって周りを見る和輝。

「あっ和輝。ゲーセン行こうぜ!」

話をながしてゲーセンに誘う
和輝もそこまで気になる話でもなかったのか目の前のゲーセンに入っていった
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