俺と君との境界線
しばらくしたら生徒会室からぞろぞろ人が出てきた

「もう入ってきていいよ」

寺島がそう言って俺らは生徒会室の中にはいって行った

中には三戸瀬さんと寺島と笹原の3人がいた

「なんかわりぃ。会議中って知らなくてさ・・」

「別に。ほとんど終わりかけてたし、それよりテストどうだったのよ?」

「あっそうそう。俺ちゃんと約束クリアしたんだせ!!」

俺はさっきの申し訳なさそうな顔をパッと笑顔に変えて三戸瀬さんに順位表を見せた

得意げな顔をして俺は三戸瀬さんの反応を待ってると、三戸瀬さんは少し不満そうな顔をしてる

「確かに約束はクリアしてるけど、何よこの赤点の数!!」

「これは俺が日本人で現代人って証拠!」

「どういう意味?」

三戸瀬さんは首を傾げた

「だから〜俺は日本人だから英語は出来なくて当たり前!それに俺は現代人だから古文なんか出来なくてもいいん・・」

「そんな言い訳が通用すると思ってんの?このバカ!!」

俺が言い終わる前に三戸瀬さんは持ってた資料の束で俺の頭を何発も叩いてきた

「いってっ。痛いって!!おいっ」

「いいぞ〜三戸瀬!!もっとやれ〜」

「黙っとけ和輝。いってぇ〜」

「会長。暴れないでくれない?埃が舞ってる・・」

「あっゴメン。」

笹原の言葉でやっと叩くのを止めてくれた
サンキュー笹原。

「でもさっ約束はちゃんと守ってくれんだろ?女に二言はねぇんだろ?」

「うるさいわね!ちゃんと守るわよっ」

「じゃあ日にちは俺が決めていいか?」

「えぇ‥」

マジ俺は幸せだー
なんか 赤点の補習も乗り切れる気がしてきたー!!
< 71 / 87 >

この作品をシェア

pagetop