俺と君との境界線
「ほらね。ってゆうことであんたも教室に行った方がいいんじゃない?」

「俺遅刻じゃねぇの?」

「チャイム鳴る前に学校内にいるんだから当たり前でしょ?」

そりゃそうだけどよ。
こうなりゃなんか理由つけねぇと!

「俺いつも遅刻してばっかだからさ。今日くらい自主的に作文書くぜ?」

「別に自主的に書いても遅刻してくるでしょ」

あっさり拒否。

「だって、もう生徒会室に行くのが当たり前みてぇになってっし。」

「じゃあ一人で行けば?あたし教室戻るから」

それじゃ意味ねぇじゃねーか!!

「だぁーもう!遠慮すんなって!!」

「遠慮なんかしてないわよ!さっさと教室行きなさ~い!!!」

うわぁー!!
声の声力でどっか飛ばされそうだったぜ・・危ねぇ危ねぇ

しかたなく教室に行って椅子にドカッと座った
俺の珍しく早い登場にみんなビックリして一斉に話しかけてくる

いや、俺どっかの有名な歴史上の人じゃねぇから何人もの話聞き分けられねぇから
ん?そんな人いたっけ?・・いたよな。

「龍~。俺今日傘持ってきてないって雨降るじゃん!」

和輝が空見ながら不思議そうに聞いてくる

「雨?降るわけねぇよ。今日は一日中晴れだぞ?」

「だって龍が珍しく早く来たじゃん?」

「だから何だよ?」

「だって珍しい事しだすと雨が降るみたいなことよく聞くじゃん」

そんなの嘘に決まってんだろ?
俺も空を眺めてみた

なんか一瞬空が曇った気がするけど気のせいってことにしといて携帯をいじった






< 74 / 87 >

この作品をシェア

pagetop