俺と君との境界線
「えっ?なにそれ?」

「知らねぇの!?男が女装して、女が男装する‥」

「それ‥性転換喫茶でしょ?」

そうそう!そんな感じのやつ

「そういえば今日から赤点者の補習があるみたいね・・・行くの?」

そう言う三戸瀬さんの目の先には俺の手に持たれてる赤点補習の説明の紙。

「今日は行かねぇけど!!明日は古典あるしよ・・」

「明日の昼休み、暇だったら教えようか?」

・・今何つった!?教えてくれるって!?よっしゃぁぁぁ!!!

「マジでいいのかよ!?」

「どうせ自主的に勉強とかしないでしょ・・?」

「サンキュー!!神様!仏様!大仏様!!」

「だっ大仏様はやめて・・・(汗)」

三戸瀬さんの顔は嫌そうなひいたような顔をしてる

大仏は嫌だったみてぇだ

まぁあんなどてかい物と一緒にされんのも嫌かもなぁ

でも、大仏と仏って一緒じゃねぇの?
仏に“大”がついただけだし‥
まぁいっか!

「神月‥どうしたの?」

「いやっ何でもねぇよ。じゃあ、明日よろしく〜!!」

俺は三戸瀬さんと別れると軽い足取りで歩いた
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