俺と君との境界線
いや、それはいくら何でも考えすぎだろ・・
でも笹原と言えば、テストではほぼクラスで5番以内だって聞くし、ルックスもまぁまぁで、性格もいい。

彼女がいるって聞いたときは一部の女子が騒いでたっけ・・

まさか三戸瀬さんも!?

俺の頭の中はいろんなものでグルグル回ってて
今にもパンクしそうだ

「龍?おい龍!!」

和輝の声でハッとした

「お前大丈夫か?もうすぐ授業始まるんだけど・・」

「あっ俺、授業受けないから」

「いや、先生もう教室いるから・・」

和輝の目線の先を見ると
メガネのじいちゃん先生がにっこり笑いながら廊下にいる俺らのほうを見てる。
俺は足取り重く、しぶしぶ教室に入っていった。
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