花とミツバチ



外はもう夜となったオフィス街。

建ち並ぶビルにサラリーマンやOLが、駅へ向かい歩いていく。



「あ、あの藤田先輩!」

「?何?」

「よかったら、これから飯行きませんか?」

「へ?」

「是非ともお詫びに何かご馳走させて貰えたらと…」

「……」



すると千葉くんからは、突然の食事の誘い。それは申し訳なさからくる彼なりの誠意らしく、少し考え頷いた。



「うん、じゃあ行こうか」

「本当ですか!?いいんですか!?」

「うん。食事するならこの辺はあんまりお店ないから…二駅くらい移動する?」

「はい!」



そのことにもまた彼は嬉しそうで、ウキウキで隣を歩く。


< 74 / 261 >

この作品をシェア

pagetop